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お知らせ
2019年１月以降の出荷分よりTelemetra-1はFIR LPF版を標準仕様といたします。
それに伴って仕様に若干の変更が生じますのでFIR LPF版の項を併せてご覧ください。
Telemetra-1はカードサイズのLinuxコンピュータRaspberry Piに低ノイズのMEMS加速度センサーを 組み合わせた、安価で柔軟性に富むネットワーク地震計（強震計）です。 25μG/√Hz（震度０以下に相当）の自己ノイズレベルと±2G（±4G/±8Gも選択可）までの 測定範囲を持ちますので、 強震計としては十分な性能を持っています （微小地震観測には向きません）。
３成分加速度波形データは WINフォーマット の共有メモリ に常時書き込まれます。 システムにはWINシステムを インストール済みですので、初期構成でインターネット上 またはLAN上のサーバーへのリアルタイム・テレメータ観測が可能です。
UNIXの操作経験とWINシステム の使用経験のある方による利用を想定していますが、 初期構成での利用（send_raw によるリアルタイム伝送）のみであれば、 必ずしもその限りではありません。
基本仕様
- ディジタル出力の３成分MEMS加速度センサー（アナログ・デバイセズADXL355）を内蔵。
- 自己ノイズレベル25μG/√Hz、測定範囲は±2/4/8G/を選択可。分解能20ビット。
- サンプリングレート 100/125/200/250/500/1000Hz を選択可。
- WINフォーマット の共有メモリにデータを常時巡回書き込み 。
- 62mm×90mm×35mm（突起部除く）の金属製筐体（オプションでプラスチック製筐体）。
- Raspberry Pi Model B+（オプションで 3 Model B+も可）。16GBのシステムmicroSD入り。
- WINシステムをインストール済み。
- 初期設定でsend_raw による波形データ送信が可能（サンプリングレート100～250Hzの場合）。
- 不意の電源断に際してのmicroSDのファイルシステム保護対策済み。
- 設定用USBメモリを利用してコンソール無しでの設定が可能。
- ACアダプタ付属（DC5V)。消費電力約2W。
- 入出力はLAN(10/100)×1、USB2.0×4、HDMI×1。（音声出力ポートは使えません）
- NTPによる時刻較正とタイムスタンプ付け（インターネット接続またはLAN内のNTPサーバーが必要）。
- ウォッチドッグタイマ付き。
拡張性
OSはRaspbianです。なるべく標準構成として作り込み（特殊な設定）を極力避けていますので、 Raspberry Piとしての 通常の利用（GUIも含め）には問題ないはずです。 ただし40ピン拡張コネクタは使用済みです。
販売
Telemetra-1を教育研究機関向けに販売します。価格はRaspberry Pi ModelB+
を内蔵した標準仕様で35,000円、Raspberry Pi 3 Model B+内蔵のもので37,000円です
（いずれも税込み）。
ご希望の方は下記までご連絡ください。受注生産につき、
納期は１～３か月程度かかります。
（教育研究機関以外の方の場合は下記へご相談ください。）
連絡先
テレメトラ 卜部まで
email urabe@telemetra.jp
電話 050-3552-1822